ポール・デシャネル Paul Deschanel

ポール・デシャネル Paul Deschanel

Photo by NAO KASHIMA(NOEMA INC.)NOEMA INC.JAPAN

写真情報

作品番号:
704
撮影日:
2011/10/24
クレジット:
©NOEMA INC.JAPAN
カテゴリー:
人物(今日の人々)

ポール・デシャネル(1856-1922)はフランスの政治家。父親は共和主義者のエミール・デシャネル(『レ・ゾム・ドージュールデュイ』89号参照)であり、ルイ・ナポレオンのクー・デタを受けて一家が亡命していたブリュッセルに生まれた。彼は誕生時から同じく亡命中だった共和主義の文学者たちに祝福され、ヴィクトル・ユゴー、エドガール・キネらに期待をかけられて育った。大赦を受けてフランスに帰国したのち政治家の道を歩み、1885年に20代で下院議員に初当選し、1920年まで再選された。雄弁では知られていたが、目だった著作もないまま1899年にはアカデミー・フランセーズ会員に選ばれるなど、活動が共和主義者の強い人脈に支えられていたのは間違いない。1920年にはジョルジュ・クレマンソーを破って大統領に選出されたが、これは厭戦に由来する各党の相乗りが功を奏したものである。しかし就任直後、パジャマ姿で列車から転落し血まみれとなるという失態を演じ、カリカチュアの標的にされた。転落は心身の衰弱が一因であり、職を辞して隠棲すると体調は徐々に回復したという。1921年に上院議員となり政治に復帰したが、翌年胸膜炎で没した。
出典 週刊絵入り新聞『レ・ゾム・ドージュールデュイ』(今日の人々)Les Hommes d'aujourd'hui (1878-1899) 第469号 発行者・レオン・ヴァニエ 発行日・記載なし 画・アルフレッド・ル・プティ 文・ピエール&ポール
Paul Deschanel, homme politique francais (1855-1926).
Paul Deschanel, homme politique français (1855-1926).
文責:鹿島茂/倉方健作

サイズ・解像度

データ解像度:
350dpi
データサイズ:
33.92 MB
ピクセル数:
2894x4093

お見積り

利用目的:

利用目的は料金表をよくご覧ください。

解像度:
料金:
円(税込)