ジュール・ジュイ Jules Jouy

ジュール・ジュイ Jules Jouy

Photo by NAO KASHIMA(NOEMA INC.)NOEMA INC.JAPAN

写真情報

作品番号：
673
撮影日：
2011/10/24
クレジット：
©NOEMA INC.JAPAN
カテゴリー：
人物（今日の人々）

ジュール・ジュイ(1855-1897)はフランスのシャンソニエ。パリの貧しい家庭に生まれ、義務教育を終えると肉屋で働いたが、シャンソンを好み、近所のシャンソン酒場で自作を披露するようになる。その姿勢は共和主義、反強権主義であり、シャンソンだけでなく新聞や雑誌にも記事を寄稿した。1880年代からはモンマルトルを中心に活動し、キャバレー「シャ・ノワール（黒猫）」Chat noir でも、もはやベテランの域に達したシャンソニエとしてしばしば登場した。しかし支配人のロドルフ・サリス Rodolphe Salis (1851-1897) と悶着を起こし、対抗して「シアン・ノワール（黒犬）」Chien noir という店を開いたという。ブーランジェ将軍の政権掌握を待望する「ブーランジスム」には断固として反対するなど、反骨のシャンソニエとして生涯を貫いた。この『レ・ゾム・ドージュールデュイ』は彼の死後に発行されたものである。
出典 週刊絵入り新聞『レ・ゾム・ドージュールデュイ』（今日の人々）Les Hommes d'aujourd'hui (1878-1899) 第444号 発行者・レオン・ヴァニエ 発行日・記載なし 画・アルフレッド・ル・プティ 文・ピエール＆ポール
文責：鹿島茂/倉方健作

サイズ・解像度

データ解像度：
350dpi
データサイズ：
33.91 MB
ピクセル数：
2894x4093

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