ルイ＝グザヴィエ・ド・リカール Louis-Xavier de Ricard

ルイ＝グザヴィエ・ド・リカール Louis-Xavier de Ricard

Photo by NAO KASHIMA(NOEMA INC.)

写真情報

作品番号：
609
撮影日：
2011/09/29
クレジット：
©NOEMA INC.JAPAN
カテゴリー：
人物（今日の人々）

ルイ＝グザヴィエ・ド・リカール(1843-1911)はフランスの詩人。父親はナポレオン軍の士官、第二帝政期に将軍となりジェローム・ボナパルトの副官も務めた軍人であった。自宅のサロンに詩人たちを集め、同世代の詩人の中では最も早く単独の詩集を刊行した。1866年にはカチュール・マンデス（『レ・ゾム・ドージュールデュイ』203号参照）とともに若手詩人の合同詩集『現代高踏詩集』を取りまとめ「高踏派」の中心人物と目された。しかしマンデスとの文壇内での勢力争いに敗れ、パリを去ってモンペリエで活動した。共和主義者であり、政治的なパンフレットや雑誌を刊行するとともに、のちにノーベル文学賞を受賞する南仏の詩人フレデリック・ミストラルFrederic mistral (1830-1914)の思想に共鳴し「フェリブリージュ」Felibrige の運動にも関わった。地方議員選挙での度重なる落選、南米への移住と失敗など、華々しいデビューに比して後半生は不遇であり、パリ文壇からの完全な忘却のうちに没した。
出典 週刊絵入り新聞『レ・ゾム・ドージュールデュイ』（今日の人々）Les Hommes d'aujourd'hui (1878-1899) 第385号 発行者・レオン・ヴァニエ 発行日・記載なし 画・リュック（ルーケ） 文・ポール・ヴェルレーヌ
Loui-Xavier de Ricard, poete francais (1843-1911).
Loui-Xavier de Ricard, poète français (1843-1911).
文責：鹿島茂/倉方健作

サイズ・解像度

データ解像度：
350dpi
データサイズ：
33.92 MB
ピクセル数：
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