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アドルフ・ペロー(1828-1906)はフランスの枢機卿、歴史家。リヨンに生まれる。高等師範学校を経て歴史の教師となる一方で、神愛オラトリオ会に入り1854年に司祭、1874年には司教となる。ソルボンヌの教会史の教授も務め、枢機卿リシュリューの評伝をはじめとする歴史学の著作を残している。そのリシュリューが創設したアカデミー・フランセーズには1882年に入会しているが、これは前任者のオーギュスト・バルビエ Auguste Barbier (1805-1882) が今際の際にペローを後任者として望んだためと言われる。1893年の会議で教皇から枢機卿に指名された(正式な任命は1895年)。1906年に自身の司教区であるブルゴーニュ地方の都市オータン Autun で没した。
出典 週刊絵入り新聞『レ・ゾム・ドージュールデュイ』(今日の人々)Les Hommes d'aujourd'hui (1878-1899) 第362号 発行者・レオン・ヴァニエ 発行日・記載なし 画・リュック(ルーケ) 文・アルマン・ロッド
Adolphe Perraud, cardinal et historien francais (1828-1906)
Adolphe Perraud, cardinal et historien français (1828-1906)
文責:鹿島茂/倉方健作