Photo by NAO KASHIMA(NOEMA INC.)
アルマン・フェリックス・ジョッブ=デュヴァル(1821-1889)はフランスの画家・政治家。ブルターニュの出身でモネやルノワールと同じ頃にパリの美術学校に学ぶが、印象派とはことなり、アカデミーの本道を歩み1842年から毎年サロンに選ばれた。パリのトリニテ教会、サン・シュルピス教会などの壁画も描いた。その一方で、フーリエの影響を受けた左派の政治家としても知られ、パリ・コミューンのさいには15区の助役に選ばれた。コミューン崩壊後、逮捕されたが、恩赦されるとパリ市議会に打って出て、死まで市会議員をつとめた。
出典 週刊絵入り新聞『レ・ゾム・ドージュールデュイ(今日の人々)』 Les Hommes d'aujourd'hui(1878-1899) 第56号 発行者・サンカルブル 発行日・記載なし 画・アンドレ・ジル。 文・ピエール&ポール