アルチュール・ランボー Arthur Rimbaud

アルチュール・ランボー Arthur Rimbaud

Photo by NAO KASHIMA(NOEMA INC.)

写真情報

作品番号：
537
撮影日：
2011/09/29
クレジット：
©NOEMA INC.JAPAN
カテゴリー：
人物（今日の人々）

アルチュール・ランボー(1854-1891)はフランスの詩人。シャルルヴィルに生まれる。作文、ラテン語にとりわけ優れた生徒だったが、やがて学業放棄と家出を繰り返す問題児となる。早熟な詩人であり「見者の手紙」と呼ばれる書簡では「あらゆる感覚の錯乱」という大胆な詩論が提示された。ヴェルレーヌの招きでパリに出たのち、二人でフランスを離れベルギー、ロンドンを転々とした。二人の詩人の濃密な関係はブリュッセルでヴェルレーヌに狙撃されて終わる。1880年代後半にパリの文壇で突如として再評価されたが、その頃ランボー自身はアフリカで貿易に従事しており、もはや文壇への関心は全く示さなかった。その作品『地獄の一季節』Une saison en enfer と『イリュミナシオン』Illuminationは20世紀以降の詩に大きく影響を与えている。なおリュック（ルーケ）によるカリカチュアは、母音と色彩とに共感覚を見出した詩篇「母音」の内容を踏まえたものである。
出典 週刊絵入り新聞『レ・ゾム・ドージュールデュイ』（今日の人々）Les Hommes d'aujourd'hui (1878-1899) 第318号 発行者・レオン・ヴァニエ 発行日・記載なし 画・リュック（ルーケ） 文・ポール・ヴェルレーヌ
Arthur Rimbaud, poete francais (1854-1891).
Arthur Rimbaud, poète français (1854-1891).
文責：鹿島茂/倉方健作

サイズ・解像度

データ解像度：
350dpi
データサイズ：
33.92 MB
ピクセル数：
2894x4093

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