モーリス・ロリナ Maurice Rollinat

モーリス・ロリナ Maurice Rollinat

Photo by NAO KASHIMA(NOEMA INC.)

写真情報

作品番号:
521
撮影日:
2011/09/29
クレジット:
©NOEMA INC.JAPAN
カテゴリー:
人物(今日の人々)

モーリス・ロリナ(1846-1903)はフランスの詩人。アンドル県シャトルーに生まれる。同県の下院議員を務めた父親はジョルジュ・サンドの友人でもあった。そうした文化的な環境によって早くから詩作とピアノを身につけ、サンドの勧めもあってパリの文学界に乗り出す。しかし1877年に刊行した処女詩集はまったく評判を呼ばず、その後はキャバレー「シャ・ノワール(黒猫)」Chat Noir で自作の詩をピアノ演奏とともに歌った。その風貌と作品は次第に評判を呼び一定の評価を得るが、精神の不安定もあってパリを去る。隠遁しながらも詩作は続けたが、恋人の死、度重なる自殺未遂の末、1903年に病気で世を去る頃には文壇からはほぼ忘れられた存在であった。
出典 週刊絵入り新聞『レ・ゾム・ドージュールデュイ』(今日の人々)Les Hommes d'aujourd'hui (1878-1899) 第303号 発行者・レオン・ヴァニエ 発行日・記載なし 画・エミール・コール 文・ポール・ヴェルレーヌ
Maurice Rollinat, poete francais (1846-1903).
Maurice Rollinat, poète français (1846-1903).
文責:鹿島茂/倉方健作

サイズ・解像度

データ解像度:
350dpi
データサイズ:
33.92 MB
ピクセル数:
2894x4093

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