カチュール・マンデス Catulle Mendès

カチュール・マンデス Catulle Mendès

Photo by NAO KASHIMA(NOEMA INC.)

写真情報

作品番号:
420
撮影日:
2011/09/27
クレジット:
©NOEMA INC.JAPAN
カテゴリー:
人物(今日の人々)

カチュール・マンデス(1841-1909)はフランスの文学者。ボルドーに生まれ、早熟な才能で早くから同世代の文学者のリーダー格となった。テオフィル・ゴーティエの娘ジュディットJudith Gautier (1845-1917)と結婚し、尊敬するワーグナーを夫婦で訪問するなどした。その後ジュディットとは別居、女性作曲家オギュスタ・オルメスAugusta Holmès (1857-1903)との間に子供をもうけた。ルノワールの絵画『カチュール・マンデスの娘たち』に描かれた娘のひとり、エリオンヌはのちにアンリ・バルビュスHenri Barbusseの妻となっている。ユダヤ人であり、男色の噂もあることからアカデミーには無縁だったが、文壇の実力者と大きな影響力を持った。ドゥマールは、ロマン主義の川に跪いてユゴーに祈りを捧げるマンデスを描いているが、皮肉なことにユゴーはジュディットの愛人でもあった。1909年にトンネル内で轢死体となったマンデスの遺体が発見されたが、運転中の電車から誤って転落したものと考えられている。
出典 週刊絵入り新聞『レ・ゾム・ドージュールデュイ』(今日の人々)Les Hommes d'aujourd'hui (1878-1899) 第203号 発行者・サンカルブル 発行日・記載なし(1882年頃) 画・アンリ・ドゥマール 文・ピエール&ポール
Catulle Mendes, ecrivain francais (1841-1909).
Catulle Mendès, écrivain français (1841-1909).
文責:鹿島茂/倉方健作

サイズ・解像度

データ解像度:
350dpi
データサイズ:
33.93 MB
ピクセル数:
2894x4093

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