フェルディナン・ド・レセップス Ferdinand de Lesseps

フェルディナン・ド・レセップス Ferdinand de Lesseps

Photo by NAO KASHIMA(NOEMA INC.)

写真情報

作品番号：
42
撮影日：
2011/01/18
クレジット：
©NOEMA INC.JAPAN
カテゴリー：
人物（今日の人々）

フェルディナン・ド・レセップス（1805-1894）はフランスの外交官・事業家。外交官の家庭に生まれ、父の任地であるエジプトでエジプト太守メヘルト・アリの次男サイード・パシャの養育係をつとめ、義兄弟の契りを結ぶ。1833年にカイロとアレクサンドリアの総領事だったとき、サン・シモン主義者たちと出会い、スエズ運河開削の計画を聞かされて興味を持つ。1854年、エジプト太守となったサイード・パシャに招かれてエジプトに渡り、念願のスエズ開削事業に取り掛かる。フランスの精力圏拡大を恐れるイギリスの妨害にもかかわらず、1869年、ウージェニー皇后列席のもと運河開通式にこぎつける。しかし、第二帝政崩壊により、運河会社が赤字に転落。株式がパシャによりイギリス政府に売却されたことで、レセップスは経営から手を引く。晩年、捲土重来を期してパナマ運河の開削に取り掛かるが、工事が難航したことから資金繰りに苦しみ、フランス政府の援助を得ようと政界工作に乗り出したことから疑獄事件（パナマ事件）に発展。起訴されて禁固五年の判決を受けるが、服役前に病死した。
出典 週刊絵入り新聞『レ・ゾム・ドージュールデュイ(今日の人々)』 Les Hommes d'aujourd'hui(1878-1899) 第41号 発行者・サンカルブル 発行日・記載なし 画・アンドレ・ジル。文・ピエール＆ポール

サイズ・解像度

データ解像度：
350dpi
データサイズ：
33.92 MB
ピクセル数：
2894x4093

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