ジュール・フェリー Jules Ferry

ジュール・フェリー Jules Ferry

Photo by NAO KASHIMA(NOEMA INC.)

写真情報

作品番号:
36
撮影日:
2011/01/18
クレジット:
©NOEMA INC.JAPAN
カテゴリー:
人物(今日の人々)

ジュール・フェリー(1832-1893)はフランスの政治家。法律を学んだ後、ジャーナリズムに身を投じ、第二帝政下では最も堅忍不抜な共和左派の政治家となった。セーヌ県知事オスマン男爵のパリ改造計画に伴う予算措置を徹底的に攻撃し、『オスマンの空想的会計』を上梓、オスマンを辞任に追い込んだ。第二帝政崩壊後、ティエールによって政権から遠ざけられたが、共和左派の実力者として復活、1880年代にはオポルチュニスト派の中心人物となり、二度に渡って内閣を組織した。内においては政教分離、外においては「文明化の使命」理念に基づく帝国主義が政策の特徴である。とりわけ、1879年から1882年にかけて諸内閣で文部大臣を務めながら、教育から宗教性を払拭し、無償・義務教育の理念を打ち出した「フェリー法(1881・1882)」を成立させた功績が大きい。この教育理念は今日まで続くフランス教育の根幹をかたちづくっている。
出典 週刊絵入り新聞『レ・ゾム・ドージュールデュイ(今日の人々)』 Les Hommes d'aujourd'hui(1878-1899) 第36号 発行者・サンカルブル 発行日・記載なし 画・アンドレ・ジル。文・ピエール&ポール

サイズ・解像度

データ解像度:
350dpi
データサイズ:
33.92 MB
ピクセル数:
2894x4093

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