Photo by NAO KASHIMA(NOEMA INC.)
エドゥアール・ロクロワ(1838-1913)はフランスの政治家。ガリバルディのイタリア独立運動に加わった後、第二帝政下では共和主義のジャーナリストとなる。パリ・コミューンに参加し、捕虜となったが釈放され、1870年代には共和極左派の代議士になる。次第に、共和派のオポルテュニスト、とりわけ急進社会党(ラディカルソシアリスト)に接近、この党派の代表的政治家となった。1885年にフレシネ内閣で商工業相となるや1889年万博の開催を推し進め、ギュスターヴ・エッフェルの300メートルの塔(エッフェル塔)の建設を強引に決めた。世紀末には長期に渡って海軍大臣をつとめ、拡張主義的政策を推進した。
出典 週刊絵入り新聞『レ・ゾム・ドージュールデュイ(今日の人々)』 Les Hommes d'aujourd'hui(1878-1899) 第29号 発行者・サンカルブル 発行日・記載なし 画・アンドレ・ジル。文・フェリシアン・シャンソール