ロングヴィル公爵夫人 La Duchesse de Longueville

ロングヴィル公爵夫人 La Duchesse de Longueville

Photo by NAO KASHIMA(NOEMA INC.)

写真情報

作品番号:
157
撮影日:
2011/01/19
クレジット:
©NOEMA INC.JAPAN
カテゴリー:
人物(王妃・王女・愛妾)

ロングヴィル公爵夫人(1619-1679)はフロンドの乱で、兄弟(コンデ公・コンチ公)とともにマザラン率いる王軍と戦った美しき女傑。『箴言集(マクシム)』で知られるラ・ロシュフーコーの恋人。ブルボン本家と並ぶ名門の王族ブルボン=コンデ家に生まれた。アンリ四世の追求を逃れるためベルギーに亡命した純愛カップルであるコンデ公アンリとシャルロット・マルグリット・ド・モンモランシーの娘として、ヴァンセンヌの牢獄の中で生まれる。 24歳年上の軍人ロングヴィル公アンリ・ドルレアンと結婚、宮廷の花形となってあまたの愛人を得る。そのうちの一人、後にラ・ロシュフーコー公爵と呼ばれるフランソワ・ド・マルシアックと知りあったことで政治の「快楽」に目覚め、第一次フロンドの乱でも第二次フロンドの乱でもフロンド軍の参謀として陰謀を企てる一方、戦いの先頭に立ってマザラン率いる王軍と激しく戦った。フロンド軍の占領したパリ市庁舎の玄関で乳飲み子を片腕に抱えて立ち、群衆の歓呼に応えるイメージはドラクロワの「民衆を導く自由の女神」にインスピレーションを与えた。最後は、戦いにも破れ、最愛の恋人であると同時に戦友でもあったラ・ロシュフーコーと別れてポール・ロワイヤル修道院に引きこもるが、そこではジャンセニズムを固く信じてイエズス会と思想的な戦いを展開した。
出展 『才能、地位、美しさによって有名なフランス女性のギャラリー 全身像』《Galerie Francaise de Femmes Célèbres par leurs talens, leur rang ou leur beaute. Portrais en pied》 発行地 パリ 発行者 ル・ロワ書店 発行年1841年 原画・ランテ 銅版・ガッティーヌ 文・ラ・メザンジェール

サイズ・解像度

データ解像度:
350dpi
データサイズ:
23.22 MB
ピクセル数:
2391x3393

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