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マリ・ダングルテール(1496-1533)はチューダー朝イギリス王ヘンリー七世とエリザベス・オブ・ヨークの次女。カール大帝との婚約が進められていたが、フランス王ルイ十二世がアンヌ・ド・ブルターニュを亡くし、跡継ぎがないことから、急遽、英仏両国で婚姻話が纏まり、1514年10月に52歳のルイ十二世と結婚。3カ月もたたないうちに寡婦となった。ルイ十二世の娘クロードと結婚しているにもかかわらず、フランソワ一世はマリ・ダングルテールに結婚を申し込んだが、マリはこれを拒絶、イギリスに帰国して、かつての恋人サフォーク卿と結婚した。
出展 『才能、地位、美しさによって有名なフランス女性のギャラリー 全身像』《Galerie Francaise de Femmes Célèbres par leurs talens, leur rang ou leur beaute. Portrais en pied》 発行地 パリ 発行者 ル・ロワ書店 発行年1841年 原画・ランテ 銅版・ガッティーヌ 文・ラ・メザンジェール