アルフレッド・ナケ Alfred Naquet

アルフレッド・ナケ Alfred Naquet

Photo by NAO KASHIMA(NOEMA INC.)

写真情報

作品番号:
53
撮影日:
2011/01/18
クレジット:
©NOEMA INC.JAPAN
カテゴリー:
人物(今日の人々)

アルフレッド・ナケ(1834-1916)はフランスの政治家・社会運動家。ユダヤ系の家に生まれ、大学で医学を学び、パリ大学医学部で生理化学を教えていたが、ミハエル・バクーニンの影響でアナーキズムに傾斜。バクーニンの社会民主国際同盟に加入し、第二帝政期には陰謀罪で何度か投獄される。第二帝政崩壊後、極左派の国会議員となり、1883年からは上院議員となるが、ブーランジスムが起こると、ユダヤ系という出自にもかかわらずブーランジェ将軍に加担。将軍の政治顧問として蜂起を示唆する。1889年にブーランジェ派の代議士となるが、将軍の失脚で運動が挫折すると、ユダヤ人のフランスへの融合を説くようになる。パナマ事件に連座して右派から格好の標的にされると、政界を引退、晩年は化学の著作に専念する。離婚法の熱心な推進者としても知られ、1884年に可決した離婚法は彼の尽力によるものである。ユダヤ人でアナーキスト、フリー・メイソンで離婚推進者ということで、右派からは蛇蝎のように忌み嫌われ、しばしばグロテスクな戯画に描かれた。
出典 週刊絵入り新聞『レ・ゾム・ドージュールデュイ(今日の人々)』 Les Hommes d'aujourd'hui(1878-1899) 第53号 発行者・サンカルブル 発行日・記載なし 画・アンドレ・ジル。 文・ピエール&ポール

サイズ・解像度

データ解像度:
350dpi
データサイズ:
33.92 MB
ピクセル数:
2894x4093

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